チワワの売れ残りは里親になれるの?見つけ方や費用はいくらかかるか解説します!
チワワの売れ残りって、どうなるの?と思われたことはありませんか?
売れ残りの子は里親になれるのか、里親になる方法や見つけ方があれば、そして費用はいくらぐらいかかるのか知りたいですよね。
実は、我が家にいる2匹のチワワも、ペットショップで売れ残りの子たち。
ちょっと長くペットショップにいたんだよ…。
そこで、この記事では、
- チワワの売れ残りは里親になれる?
- チワワの里親の見つけ方と費用は?
- 【体験談】売れ残りのチワワをお迎えしたときの状況や費用がいくらかかったのか?
について、まとめました。
26年チワワと一緒に暮らしたベテランの本音と、体験談を忖度なしにご紹介します。
早織(チワワ歴26年)
京都で男の子と女の子チワワと暮らしている会社員です。
子供のころから柴犬やチワワたちと暮らすこと通算26年。
どうしてもチワワたちと一緒にいる時間を作りたくて、完全在宅ワークの会社へ転職しました。
また、健康、体重管理のために犬の管理栄養士の認定を取得。
今は日々我が子たちのことを考え、チワワファーストで楽しく過ごしています。
これまでの経験や知識を生かして、様々な体験談をお届けしていきます♪
Contents
チワワの売れ残りは里親になれる?
ペットショップやブリーダーのチワワの売れ残りは、里親になれる可能性があります。
まず、実際に売れ残りになる子は、どんな子なのでしょうか?
なんで売れ残っちゃうのかな?
そして、里親になるメリット、デメリットについても気になりますよね。
メリット、デメリットについてもご紹介します。
チワワが売れ残りになる主な理由は3つ!
チワワが売れ残りになる主な理由は下記の3つです。
- 月齢を重ね成長している
- 人気カラー、希少カラーではない
- アレルギーや持病を持っている
チワワをはじめ、ペットショップやブリーダーで販売されている子たちは、4ヵ月を過ぎると「売れ残り」となり、価格が下げられていきます。
4ヵ月で売れ残りになるの!?
そして、人気カラーではない子も売れ残りになる可能性が…。
実際に、人気カラーはかなり売れやすいといわれています。
チワワの場合は、ブラックタンやクリーム、レッド系やホワイトなどが人気カラーです。
その他にも様々なカラーがありますが、ブラックタンはすぐに売れている印象。
また、希少カラーのブルーもすぐに売れるようです。
ぼくはレッド系なんだけど…。
また、皮膚のアレルギーや病気のある子は、やはり売れ残りになる可能性が高いとされています。
例えばですが、チワワは膝蓋骨脱臼になりやすい犬種。
小さな頃からその症状が出ている子は、売れ残りになってしまうこともあるのではないでしょうか。
ですが、病気といっても命に係わるような病気ではなく、生活していく上で気を付けてあげたり、定期的に病院に連れて行ってあげられる環境であれば問題ありません。
チワワの里親になるとどんなメリットがある?
チワワの里親になるメリットはこちら。
- 売れ残りのチワワたちを救うことができる
- お迎え費用が抑えられる
- ミルクや離乳食期が終わっているのでお世話しやすい
何よりも、売れ残りの子たちを救えることが一番のメリットですね。
里親を探し、家族が見つからない場合には繁殖犬となったり、それぞれどのような未来が待っているのかは不明です。
実は、8ヵ月でお迎えした2匹目チワワのときに、かかりつけの獣医さんから「よくお迎えしてくれましたね。ありがとうございます」と。
そして、ワンちゃんに「ちゃんと幸せにしてくれるからね。安心してね」と言ってくださいました。
家族として、ワンちゃんも飼い主さんも幸せになれることが何よりですよね。
み~んなが幸せになれるといいね♪
次に、里親としてお迎えするワンちゃんの費用は、無料~5万円というのが相場のため、かなり費用が抑えられます。
譲渡時にかかる費用としては、管理している間にかかったワクチン接種代や医療費、諸経費など。
また、月齢を重ねていることから、ミルクや離乳食期が終わっているので、食事面でのお世話がしやすいのも大きなメリットと言えますね。
チワワの里親になって感じたデメリットな部分は?
我が家のチワワで一番大変と感じたのは、社会化できていなかったということ。
まず、一般的にデメリットといわれている項目を確認してみましょう。
- しつけ(お手やおすわりなど)を覚えるのに時間がかかる可能性がある
- 社会化ができていない
- アレルギーや持病を持っている可能性がある
上記デメリットのしつけや社会化については、ペットショップでの売れ残りを想定したものです。
ワンちゃんのしつけがしやすいのは、社会化期といわれる生後2~3ヵ月。
人と触れ合い、様々なことを吸収する時期なのですが、売れ残りの子は4ヵ月以上の子ばかりなので、しつけには少々時間がかかる場合が多いでしょう。
お手やおかわり、トイレトレーニングのしつけは、基本的にペットショップではしないため、お迎え後にしつけをする必要があります。
我が家のチワワたちも、確かにしつけが大変な部分がありました。
幸いにも1匹目の子がまだ4ヵ月になったばかりで、しつけもしやすく、いろいろ覚えてくれたことで、その子が2匹目に教えてくれているようでした。
いろいろ真似っこしてるんだよ♪
そのため、2匹目の子にはトイレトレーニングはほぼ不要。
2匹目の子はなんでも1匹目の子の真似をするのですが、1匹目の子が足を上げて排泄しているのを見て、2匹目も時々足を上げて排泄…。
微笑ましくもあり、「女の子なのに」と少々苦笑いすることもあります。
我が家の場合は、先住犬との相性が非常に良かったこともあり、しつけは楽な方でした。
覚えるの難しいこともあるけど、ママたちと楽しく頑張ったよ!
そして、最初に触れた「社会化」できていなかったのが、2匹目のチワワ。
長くペットショップにいたことで社会化できておらず、他のワンちゃんとの付き合い方がわからなかったのでしょう。
他のワンちゃんを見かけるとワンワン吠えてしまったり、飛び掛かっていきそうになります。
彼女なりのコミュニケーションなのかもしれませんが、相手のワンちゃんを怒らせたり、怖がらせる可能性があるので、現在も細心の注意を払っています。
確かに…仲良くなるのむずかしいかも…。
しかし、最近のペットショップでは、展示中のワンちゃんたちが一緒に遊べるスペースを設定しているところもあり、社会化できている可能性もあるようですね。
一方、ブリーダーでの売れ残りの場合は親犬や兄弟犬たちと一緒に育ち、ブリーダーにも大切に育てられていることが多いため、社会化できている可能性は高いといえます。
そして、「売れ残りになる主な理由」でもご紹介した、アレルギーや持病がある子がいる可能性についても少々不安ですよね。
しかし、ペットショップやブリーダーでは症状などを把握しているため、お迎え前にどのような病状なのか、しっかり確認できます。
悪質なブリーダーなどにご注意を!
里親募集を探す上で、ブリーダーに問い合わせることもあるでしょう。
しかし、少なからず悪質ブリーダーも存在するので、要注意!
どんなブリーダーが悪質なの?
基本的な見分け方はこちら!
- 第1種動物取扱業登録がある
※各自治体が公開している登録簿で確認できる - 飼育環境を見学できる
- 親犬に会える、健康状態を確認できる
- 動物愛護法を順守しているか確認できる
- アフターフォローが充実している
確認事項としては、どれも大切なことですよね。
登録の有無は当然ですが、私が最も大事だと思うのは、飼育環境の見学や親犬に直接会えること。
環境や親犬、さらにいえば兄弟犬を見ると、大切に育てられているかなどがわかかると思います。
そして、担当ブリーダーとお話していく中で、本当にワンちゃんを大切に思っている人なのかや、知識は豊富かなども伝わってくるのではないでしょうか。
我が家のチワワたちはペットショップからのお迎えでしたが、1匹目の担当の方に関しては、ワンちゃんが好きなのかな?と疑問に思う点がありました。
ショップ独自の高額プランや商品ばかり提案してきたり、何よりワンちゃんの抱っこの仕方やワンちゃんに向ける表情が、個人的には好きではありませんでした。
ママ…怒ってたよね…
一方、2匹目の担当の方は大切に扱ってくれていて、「新しいお家に行く前にお耳きれいにしようね」と言いながら耳掃除をしてくれるような方。
そういった点でも、信頼感や安心感が生まれますよね。
また、当時の飼育環境も決して良いとはいえず、お店に入ると臭かったり、いつまでもうんちが放置してあったりという状況。
私の場合は、逆に早くこの環境から救い出して一緒に暮らしたいと思ったので、すぐにお迎えを決断できたもの事実ですね。
ブリーダーであってもペットショップであっても、本当にワンちゃんを大切に思っているか、自分の感覚にはなりますが、見極めが必要です。
【チワワの売れ残り】里親の見つけ方や費用はいくらまで安くなる?
売れ残りのチワワを見つける方法は、こちら!
- ペットショップへ問い合わせる
- ブリーダーに問い合わせる
- 各保護団体のホームページをチェックする
- 里親募集サイトをチェックする
我が家のチワワたちは、大手ペットショップ「Qoo&RIKU」で売れ残っていた子たちです。
運命の出会いだったよね♪
Qoo&RIKUでは、公式ホームページで随時里親募集を行っています。
募集している子たちは、必ずしも売れ残りの子ではありませんが、中には売れ残りの子もいるようです。
ここでは、Qoo&RIKUの里親募集の詳細と、我が家でお迎えした経緯や費用がいくらかかったのかをご紹介しますね。
ペットショップ「Qoo&RIKU」里親募集の詳細をご紹介!
Qoo&RIKUでは、公式ホームページで里親募集をしています。
譲渡費用自体は無料。
別途、下記の諸経費がかかります。
- Fam(迷子捜索サポート登録料):1,320円(税込)
- 年会費5年分:2,750円(税込)
- 譲渡犬猫ケアパック:33,000円(税込)
※ショップ管理中に発生した検査費、治療費、駆虫費、ワクチン接種等の費用
通常は、総額で37,070円(税込)です。
ショップにいる間のお世話代とか必要だもんね。
また、上記に加えドッグフードの定期便、1歳以上の場合は3年間・1歳未満の場合は5年間の購入が必要。
フード代は購入するフードにより異なり、支払いはクレジットカードのみです。
そして、保険加入も義務付けられていて、通常Qoo&RIKUが提供する保険加入を推奨しています。
里親条件として、年齢や単身者の方など、下記のような条件があります。
どんな条件があるのかな?
- 65歳以上の方は、保証人が必要
※万が一飼育困難になった時のために、保証人が必要です - 18歳未満の方は、保護者の同意を書面での提出が必要
- 1人暮らしの方は、十分にお話した上で里親になれる可能性がある
※飼育環境によってお迎えできない場合もある
飼育環境が整っているか、経済的な余裕があるかなども大事な条件となっています。
まずは、Qoo&RIKUのホームページで気になったチワワがいたら、問い合わせし、会いに行ってみましょう!
最寄りの店舗にいない子でも移送できる場合があるので、都度問い合わせてみてください。
そこから、担当の方との面談や誓約書へのサインが必要となります。
条件により里親になれない可能性もあるので、譲渡条件などは事前に公式ホームページや担当の方に確認しましょう。
【体験談】売れ残りのチワワは生体価格半額以下でお迎えした!
我が家のチワワたちはQoo&RIKUの里親募集ではなく、ショップでまだ販売中の子たちをお迎え。
1匹目が生後4ヵ月、2匹目が生後8ヵ月でした。
わたしは半年ぐらいペットショップにいたんだよ。
1匹目の子は1度家族でペットショップへ行き、運命を感じ「絶対この子をお迎えしたい!」と強く思いつつ、いったん帰宅。
翌日にショップのホームページで確認してみると、なんと前日より8万円も価格が下がっていて、最初の金額設定からすると半額以下になっていました。
すぐにお店に行き、即決!
お迎えに来てくれてありがとう♪
そして、それから約8ヵ月後に、家族と「女の子も欲しいよね」という話をしながら同じショップのホームページを見ていると、可愛いチワワの女の子が掲載されていました。
ホームページの動画や画像は生後3ヵ月ごろのものだったので、当時の8ヵ月になった動画や画像を送ってもらった後、お店に行きご対面!
とっても人懐っこく可愛い女の子で、こちらも即決でした。
この子も最初の金額設定の半額以下でお迎え♪
どちらの子も、約10万円~12万円でした。
だいぶ価格が下がってたんだね。
我が家の場合は里親ではなく、ペットショップで購入だったので、生体価格+ショップが設定している安心パック、生命保障プランへの加入などが必要でした。
【安心パック】
- 初回ワクチン、追加(2回目、3回目)ワクチン
- 狂犬病ワクチン無料券(ショップ指定の病院で使用)
- ワンちゃん入荷時のメディカルチェック
- 迷子捜索サポート加入
安心パックは、ショップで管理している間の医療費やワクチン代、お迎え後の狂犬病ワクチンの無料券など、必要経費が含まれているパックです。
店舗により異なりますが、私がお迎えしたお店では、商品購入などで使えるクーポン(総額5,000円分)、トリミング会員の初年度年会費無料がついていました。
【生命保障】
この生命保障は、お迎えした子が万が一死亡した際に別の代替えワンちゃんを提供するという、Qoo&RIKU独自の保障制度です。
保障期間は1ヵ月~100ヵ月まで選べます。
生命保障については疑問に思う点があったので、別途項目で率直な感想をお伝えしますね。
生命保障って必要なのかな~…。
そのため、生体価格10数万円の他にパック料金や生命保障パックなどが発生し、そちらの料金の方が高かったように記憶しています。
お迎えした当時は、元々の価格設定がまだ安価だったため、生体価格10数万円でした。
その後、生体価格自体がかなり上がっているので、売れ残りの子でも、近年では20万円前後かかるかもしれませんね。
個体差やショップにより異なるとは思いますが、1歳ぐらいまではショップのケージで販売されていると思います。
チワワたちをお迎えしてから、売れ残りの子や里親にさらに興味が沸き、最近ではよくペットショップで売れ残りの子がいないかチェックしています。
3匹目は、また売れ残りの子をお迎えしたいと検討中です。
生命保障は本当に必要なの?
私は、生命保障は不要だと思います。
生命保障について、スタッフさん曰く「私たちがご提供したワンちゃんたちや飼い主さんのための保障です」といわれましたが、いまいち説得力がありませんでした。
そして、スタッフさんに生命保障への加入は必須なのか確認したところ、必須とのこと。
いろいろお話聞いてたよね…。
しかし、万が一亡くなってしまったとしても、では次の子を…ということではありませんよね。
単純に「可愛いから」「癒されたいから」というつもりでのお迎えではなく、それぞれ運命を感じ、最後まで責任をもって飼う覚悟でお迎えしています。
一緒にいる時間が短くなってしまったとしても、そんな簡単には切り替えられないものではないでしょうか。
中には、代替えワンちゃんを望む方もいらっしゃるとは思いますが、私には考えられない制度だと思いました。
生命保障の加入の有無は、こちらで決められるようにしてほしいと思いますね。
公式ホームページでは、加入が必須とは書かれていないので、お迎え前にスタッフさんへの確認をおすすめします。
まとめ
今回は、チワワの売れ残りは里親になれるのかについて、ご紹介しました。
また、里親の見つけ方や、費用はいくらかかるのかなどもわかりましたね。
- チワワの売れ残りは里親になれる?
→里親になれる! - チワワの里親の見つけ方は?
→ペットショップやブリーダー、保護団体などのサイトで里親募集を探してみよう!
→大手ペットショップ「Qoo&RIKU」の里親募集をチェックしてみよう! - 【体験談】売れ残りのチワワをお迎えしたときの状況や費用がいくらだったのか?
→生体価格は半額以下の約10万円~12万円だった
→ペットショップが設定している安心パック加入料金の方が高かった
売れ残りの子に素敵な里親さんがみつかるといいね♪
我が家の場合は、特に里親募集ということではありませんでしたが、ペットショップで売れ残りの子を半額以下でお迎えできました。
しかし、生態価格以外の料金が思った以上にかかったというのが正直な感想ですね。
それでも、お迎えできたことはとっても幸せなこと。
結果論として、売れ残りの子をお迎えした形にはなりましたが、チワワたちのおかげで、売れ残りの子や里親について興味を持てたことにも感謝しています。
チワワの売れ残りの子を里親としてお迎えしたいという方は、ぜひペットショップやブリーダーへ問い合わせてみましょう。